アメリカン・ドリームの象徴、「ゴールドラッシュ」。
その影に、徒労を嘆いた多くの人々がいた事を皆さんはご存知でしょうか?
1848年アメリカのカルフォルニア州、砂金発見のニュースが瞬く間に広がり、一攫千金を求めて世界中から多くの人々が押し寄せました。
当時、東部からはロッキー山脈を越え、海路からは南端ホーン岬を回るという、険しいコースしかありませんでした。
カリフォルニアに向かう事自体、命懸けの旅だったと言われています。
それでも大半の人たちは、わずかな金を手に入れても当時の物価高からほとんど生活費で消えてしまい、儲けらしい儲けは出す事ができませんでした。
ゴールドラッシュで大儲けできたのはほんのひと握り、と言われています。
金の魅力は人々の人生を翻弄していたのですね。